2000年７月７日(金）
今日はFF9の発売日。そっちのほうはそつなくGet！さて、これからが本番だ。明日はいよいよ『２０００年夏・東映アニメフェア』の初日！初日に映画を見るだけならなにを考えることもない（いきなり満員とかは無いと思うので）のですが、ひょんなことから初日舞台挨拶の情報をGetしてしまったのだ！知ってしまった以上これは行くしかないヨネ？（らしい）
前回の『２０００年春』の舞台挨拶の模様が東映アニメのHPにあるのだが、ゲストはワンピースのEDを歌っている人だけだったようで、そんなに混み合ったわけではなかったようだ……。今回はゲストにデジモンチームからは、大輔の声の人（木内レイ子さん）、ブイモンの声の人（野田順子さん）の二人が参加。この二人だけがゲストならば、前回より人は集まるだろうけどいきなり満員！は無いと思う……。
だ・が！どれみチームが問題。MAHO堂の４人組（主役４人の声優さん）がやってくるというのだ！サーチエンジンで『MAHO堂』検索してみるとわかると思うが、かなり濃いファンがいるような気がする……。これは徹夜も辞さない人もいるのでは？という不吉な予感が走る！実際どれみファンサイトの掲示板を覗いて見ると、かなりの人が参加表明をしているようだ……。クぅ！ニントモカントモキビシ〜！僕もどれみは嫌いじゃない……というかけっこう好き(笑）だが、MAHO堂のイベントに参加したりはしていないライトユーザー(?)なのだ。
我々（今回”も”でじこ萌えモンがおともダヨ）は悩んだ……。そして当日の夕方に結論を出した！とりあえず今日の夜に会場である『丸の内東映』前を視察。１００人以下の人しか並んでいないようなら、御徒町あたりでオールナイトカラオケをして始発で有楽町に向かう！それ以上なら……、それ以上なら……涙を飲んで舞台挨拶はあきらめる！……でもどっかで初日初回を見る！、という作戦で行くことにした。
し・か・し！今日の夜から明日にかけて、台風が上陸すると言うではないか！これは日頃の行いの賜物ですカ？でも我々の作戦に変更はない！とりあえず台風の影響でスゴイ風＆雨のなか、有楽町に向かう。実は我々は丸の内東映って行ったことなくて、少し迷う……。その時なにげなく通過した有楽町マリオンの中で、我々は衝撃的なモノを見た！（つづく）……。5．4．3．2．１！後編スタート！（デジモン02映画ネタ）
そこにはなにやら4，5人の行列が！やつらの形相、装備を見ると徹夜のかまえのようだ……。西武デパートの入り口の前だったので、『ん？バーゲンセール？』とか思って先頭の人が持っているものを見た瞬間！われわれ取材班(?)に衝撃が走った！『あ、あれは……チコリータのぬいぐるみッ！？』ということはこやつらはデジモンのライバル、ポケモンの映画初日（同日公開だったのだ！）に並んでる人達ッ！？4、5人とはいえ、ポケモンの映画に徹夜で並ぶ人がいた（やはり舞台挨拶があったのかな？）！という事実が我々取材班の『デジモンにも並んでるのでは心(?)』をあせらせた！『こ、これは早いとこ丸の内東映に向かわねばッ！』
……って感じで丸の内東映前に到着！外はすごい雨！もうズボンとか靴とかびしょぬれ！とりあえず慎重に入り口からあたりを見まわして見る……。アレ？とりあえず人影は無いようだ。よくみたら劇場の入り口に張り紙が……。内容は『朝の8：30に係員が来て列を整理します。右側に並んでいてください』というものだった。しかし！最後の一文でまた衝撃が走った！『尚、天候により舞台挨拶の予定が変更になる場合があります』って……。なんでこんな時に台風くるかねぇ。まさに『デジモンハリケーン上陸！（02の映画の題名）』ってやつ（このネタはみんな使ってると思いマス）ですカ？
気を取りなおしてとりあえず会場の裏などにも列が無いのを確認して、オールナイトカラオケに興じるべく御徒町に向かう。そのころには雨・風ともかなりスゴイコトに……。オールナイトパックは11時から適用なのだが、御徒町についたのは10時頃。10時ともなると時間をつぶせそうなファーストフード店などはのきなみ閉店している。この雨のなか上野方面に歩いてゲーセンで時間つぶすのもなんなので、1時間通常のカラオケをつけてオールナイトスタート！とりあえず徹夜組もいなかったので、6時頃に現地に到着するような感じにすることに決定して歌いまくりモード！でも明日は映画を見るので、３，４時間は寝るモードにすることにした。
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７月8日(金）
窮屈だけどなんとか寝れないことはないので、一時くらいに寝ることにした。とりあえず二時か三時頃まではなんどか起きたもののそれなりにやすらかに眠ることができた（モニターでは繰り返しバットマンフォーエバーをやっていたケド）のだが、何故か3時頃にきたとなりの客がおもむろに騒ぎはじめて大迷惑！でもここはカラオケＢＯＸなわけでいたしかたがないネ……。
5：30に出陣！あいかわらず雨と風はスゴイ！ニュースを見ていないので分からないが、台風は上陸したのだろうか？せっかくカラオケＢＯＸで少しかわいたのにまたびしょぬれになって現地に行ってみると……、おーいるいる！10人くらい……。先頭グループにははづきちゃんのお面を装着したツワモノな人達が並んでいる。ちょっと拍子抜けというかほっとしたというか……。僕らが行くまではなんか雨宿りしつつたむろってる感じだったのだが、僕らが行ったらちゃんと指示どおり右に向かって並ぶ列ができた。数えたところナント！舞台挨拶に並んだ人！ＢＥＳＴ２０に入っていたヨウデス！まぁ舞台挨拶で並ぶのは始めてだったし、参考にしたのが濃さがきわまったような人達がつどうカードキャプターさくらの映画舞台挨拶のレポだったのも敗因(?)か？
いちおうひさしの下ではあるのだが、風は容赦なく斜めに吹いてくるわけで、ひさしもぜんぜん意味がナイ！担当者の人！なんとかして〜！とか思ったけどぜんぜん動きはありまセン！ふと見ると先頭に並んでいる人達はＭＡＨＯ堂のイベントでは(?)おなじみの面々らしく時間が経つにつれ、どんどんお仲間が来て列に入っていっているようだ。まぁこの場所なら絶対見れるわけだし文句はないけど……。僕らの後ろにいた女性陣（当然デジモンファン。デジモンの話題でキャーキャー言ってました。時代はタケダイ（分析の結果：タケル×ダイスケ？）ダソウデス！）のところにもどんどん入っていったようですな。
張り紙より少し早い時間になってようやく担当者の人々が現れ、列の誘導を始める。ちょっと手際わるかったけどまぁよしとしよう。その頃にはもうかなりびしょぬれで、さみ〜！って感じデシタ。今回の列の特徴は、こういうマニアイベントな列には珍しく、男女比が半々くらいだったということでしょうか。っていうかもしかしたら女性のほうが多かったカモ……。年齢比で言えば当然：大きなお友達（中学〜30代(?)）9.9：お友達0.1って感じですがネ！
9時ちょっと前にようやく開場！ＢＥＳＴ２０に入っている僕らは当然どこの席に座ることも可能だったが、部隊挨拶をかぶりつきで見るより映画のベストポジションだろ！って感じで、劇場によっては予約席なんかになってるようなところをＧｅｔ！人が多くなる前にパンフだけは確保しておく。その間にもぞくぞく入場者が増え、最終的にはやはり満席になったようだ。まぁ9時頃来てもどこかには座れたと思うが……、それは結果論ＤＡＹＯＮＥ！上映までの時間、ほげーと待ってたのだが、よく見たらタケルとヒカリ、大輔のコスプレをしている姉ちゃんが……。会場内ではミニ撮影会が始まってるし……。まぁ一種のイベントだからね！
9時半になりようやく初日の初回の映画が始まった。いつものように映画の予告編が始まる……が！客のノリが普通じゃネェ！『カードキャプターさくら』の予告（しかもなんか男キャラが出てるとこ）で黄色い声があがったり拍手が起こったり……。デジモンの賢ちゃんが出てるワンスーのゲームのＣＭが流れた時に黄色い悲鳴が響き渡ったり……。このへんまでは苦笑するくらいですんだのだが、アトでうんざりすることに……。
デジモン02の映画はなぜか２話に分けられているので、てっきり真中にどれみを挟んで上映するのかな？とか思っていたのだが、どれみからのスタートなのね……。とくにさわぎ（伏線）もなくどれみしゅーりょー！上映後に拍手するのは気持ち良いですな。
さて、いよいよ今回のメイン！デジモン02の映画の上映デス！楽しみダナァなんて見始めたらＯＰの歌が始まりマシタ！ＯＰには前作に出ていた7人の子供の今のようすが描かれていたのですが、これがもう大騒ぎ！ヤマトとか光子郎が写るところだけでなく、もう全面的に大騒ぎ！黄色い声が何度も劇場にこだましました……。おじさんもうお手上げダヨ！(笑）まぁ映画見るのにそんなにジャマにはならなかったのでいいですが……。
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そんな大騒ぎの中映画終了！心配された天候での中止もなく、いよいよ舞台挨拶に移ります。手始めに出てきたのは……Ｍｒ.Ｘだぁ！……ってこれじゃあほとんどの人が分からないネ！前にも紹介しましたが、ＧＴＶというゲーム紹介ビデオが10年前くらいにあって、それに出ていたのがプロゲーマーＭｒ．Ｘデス。今はもう元プロゲーマーとか言ってましたが……。Ｖジャンプとかマニアイベントではわりとお馴染みらしいですな。
次に出てきたのは着ぐるみ軍団！大輔・Ｖモン・おジャ魔女4人は当然だと思いますが、なんで京とシュリモンまで？京は映画にも出てますが、シュリモンは出てないジャン！02ショーに出ているいいものを全部集めてみました！って感じですかね。それにつづいて声優の方々が登場！全員女性でしたが、わりと地味なカッコの人が多かったかな？おんぷちゃん役の宍戸留美さんがドレス（だよな？）着てたくらいですかね。まぁ地味なほうが好感もてますが。
Ｍｒ.Ｘの司会により挨拶は進行。まずはデジモンチームから。木内さんはあまり大勢の前で話すのに慣れていないらしく、Ｘから『固まってますね！』っていうつっこみが何度か入ってました。挨拶の内容自体はＶモンがすごい進化をしますよ！とかそんなかんじでした。まぁまだ映画を見てない人も挨拶聞いてますからね。つづいてＶモンの野田さん。『自分としては一生懸命演じました！』とかそんな挨拶。一人一人の持ち時間が少なくて、突っ込んだ話が聞けないのがちょっと寂しかったですね。あとせっかく横に自分がやってるキャラのぬいぐるみがいるのだから、普段はしゃべれないぬいぐるみをしゃべらせて欲しかったなぁ。挨拶を見たいと思った動機の半分はそれが見れるかも！ってのだったのに……。
つぎにＭＡＨＯ堂の面々です。ＭＡＨＯ堂の人達はけっこうイベント慣れしているらしく、わりとしゃべってました。まずどれみ役の千葉さん。『1回目の上映をこっそり2階席からみんなといっしょに見てたけど、泣いたね！ぽっぷに惚れた！』とか言ってました。アフレコしてる時は役になりきってるし、絵もちゃんとできてなかったので、今回始めてまともに見て泣いたらしいデス。つぎにはづき役の秋谷さん。『ＳＯＳトリオのギャグのキレが無いわね！っていうシーンが印象に残ってる』とかそんな感じでした。
つぎにあいこ役の松岡さん。この人は普段から大阪弁なんですね。『小さい頃から東映まんがまつりとかを見ていて、これの声をやるのが夢だったけどその夢がかないました！映画の大スクリーンで主題歌の映像を見て泣いた！』とかそんな感じ。最後におんぷ役の宍戸さん。『おんぷちゃんはいつもみんなから1歩ひいた感じのポジションにいるけど、みんなのことをちゃんと気にしてる。自分は兄弟がいないので、これからでもお母さんに作ってもらいたい』とか言ってました。
気になったのが宍戸さんだけ着ぐるみと手をつないでいなかったこと。他の3人はちゃんと手をつないで舞台の前にでたりしてた（どれみのぬいぐるみと千葉さんはかなり息があってました）のですが、おんぷちゃんは取り残されてました(笑）自分で歩いて前にでてたけど、中の人はちょっととまどったかもしれません(^_^;まぁそれがおんぷちゃんらしいのかな？
てな感じで舞台挨拶は終了。クイズ大会に突入です。クイズはどれみ・デジモンに関することなのですが、答えがわかって大きなお友達が手をあげても当然ながら小さなお友達しかさされまぜん(笑）そんな感じで舞台挨拶しゅーりょー！僕は知らなかったのですが、舞台挨拶ってビデオとかカメラとか持ちこんでもＯＫなんですね。てっきりダメだと思ってたのでなにも用意していなくて挨拶の内容とかけっこう曖昧でスイマセン。次回こういう機会があったら持って行くかなぁ。
という感じでかなりつかれた今回の舞台挨拶でしたが、貴重な体験ができたという面ではかなり満足しています。黄色い悲鳴があがったり、上映後みんなで拍手できる機会なんて、初日の初回くらいだと思いますからね。心無い大きなお友達もたくさんくるのではないか？とか勝手な危惧を抱いていたのですが、ほとんどそういう人はいませんでした。どれみのために並んでる人が多いのでは？とも思ってたのですが、並んでる時に前の人はどれみの話もしてたけどデジモンの話もしてたし、あそこにはほんとどっちも好きな人が集まったの多かっただなぁ！とアトになって思いました。あーでも、女性陣はデジモンメインでしょうけど……。
あ、ちなみに舞台挨拶見終わって、『あー終わったナァ』って外に出たら台風一過でどピーカンだったヨ。これってどういうことですカ？デジモンハリケーン上陸が終わったから？なんだかなぁ。僕らが帰る時ちょうど見送りにでてきたぬいぐるみたちを尻目に、帰路につくわれわれでした……。
そんなカンジで(?)とりあえず映画の感想など。
まず『おジャ魔女どれみ＃』！基本的には映画だから、っていう話ではなくてＴＶでやっても違和感ない話でしたね。まぁ時間的にはＴＶ放送時とかわらないくらいの時間しかないので、変に話を壮大にするよりかはいつものとおりに作ったほうが正解なのかもしれませんな。内容的にはどれみの妹、ぽっぷが主役の話で、姉妹の絆というかそういうのがテーマでした。ところどころ泣かせるシーンがあって、少し目頭がアツクなりました。まぁお約束なんだけどね……。ぽっぷが魔女試験検定に受かったり、お母さんにピアノを習うなんて話はちゃんとＴＶにも反映されるのかな？
さて、本題の『デジモン02』の映画ですが、採点するとしたら個人的には8点ですかねぇ。前回の『ぼくらのウォーゲーム』は9.3くらいいってましたけど。今回の話はとにかく抽象的な感じで、冒頭からの謎かけ謎かけを最後までにちゃんと解決してくれない感じでいまいちすっきりしないものがありました。パンフレットを読んだり、後ではんすうしたりして大分分かった気がしますが、子供が見るにしてはちょっと不親切ですかね。
映画ではお馴染みのいつもとちょっと違うキャラデザとか作画はかなりイイカンジでした。だから会場の姉ちゃんも黄色い歓声をあげてしまうわけで……。あとＢＧＭもなんかしぶくてよかったですね。途中で流れた日本語の歌はちょっと意味不明でしたが……。少年の成長とかそういうのがテーマですかね。エンディングテーマの題名は『スタンドバイミー』だし。
この映画は10月に全米公開されることが決まっているようです。意味の無い二話構成とかはそれをにらんでなのかなぁ？はたしてこの映画はヒットするでしょうか？去年大ヒットしたポケモンの一作目の映画と比べたら……こっちのほうがおもしろいかな。パワーアップ（新たな進化）すればいいってもんじゃないぞ！ってカンジぃ。
今回の映画は前回が春休みですぐ夏休みにつぎの映画ってカンジだったので、制作期間が短かったってのもありそうですね。なにをそんなに急いだのかよくわかりませんが。どうしてもポケモンにぶつけて見たかったとか？アニメの手駒としては東映には『角川まんがまつり』とかあったのにねぇ。なぞですな。次回デジモンの映画があったとき初回舞台挨拶にいくかは微妙かなぁ。