イエロー版
99年夏コミレポート


 グランドクロスの日も無事に通過したらしい(?)1999年8月13。東京ビックサイトにおいて毎年恒例のOTAKUの祭典、コミックパー……じゃなくて、『コミックマーケット』の熱い火蓋が切って落とされました!!これから三日間、あなたの心はあなたの体を離れ、めくるめくOTAKUな世界に旅立つのです……。

 今年は3日間完全燃焼を信条に、初の3日連続参加をはたしました!体力的にも財力的にもかなりダメージを受けたのですが、
お祭りだからしかたないネ。おおまかに3日間のうちわけを書くと、

1日目……TV・芸能、スポーツ、ゲーム(SNK、格闘、スクウェア、RPG、育成、電源不要、その他)、同人ソフト、アイドル、邦楽

2日目……アニメ(少年)、マンガ、小説

3日目……男性向創作、創作(少年、少女)、アニメ(少女、その他)、ギャルゲー、評論、歴史、特撮、文芸、SF、メカ・ミリタリー、JUNE

ってなカンジです。一番人手が多いのは三日目ですな。なにせ、エロ系が一番多いですからなぁ……。みんな好きだネェ(行ってるだけに人のこと言えないけどネ)。さて、今回も日にわけてレポートしたいと思いまーす。



<一日目>

 さていよいよ決戦(?)の始まりです。同行したのはZorker氏とたま子氏です。たま子氏は少し遠方に住んでいる、ということでこの3日間我が家に泊めてあげることになっています。とりあえず1日目は、会場に10時頃に着くような予定で出発しました。

 前回工事中だった駅前にそびえるホテルも完成したようで、一階にはコンビニとマクドナルドができていました。このホテルはいわゆるビジネスホテルとは違う高級なホテルっぽいですが、コミケ客で一杯になってたりするのかなぁ?大手のサークルとかなら余裕で宿泊費がでるくらいの儲けはあるんでしょうなぁ……。などと考えながら毎年恒例の、大駐車場に出来ているであろう東館入場待ちの列に向かいます。

 
これが新しくできたホテルです。屋上にはヘリポートがあるぞ!

 おぉ、並んどる並んどる。僕らが着いた頃にはもう入場開始されている時間だったので、会場の横を通る時に大手サークルに並ぶ人の列が見えました。さて駐車場に着くと、先頭の方の列から順次入場しているところでした。そんな列を横目に最後尾に向かい、ようやく腰を落ちつける(本当に地べたに座らされる)ことができました。しっかし今年もまた大勢の人が参加していますなぁ。全国から『同人誌のために!同人誌のためにッ!!』とやってくるわけですなぁ。僕も東京に住んでいなければ、一生縁の無い世界だったかも知れません。それどころかこんなマニア道を歩むことなく、まっとうな人生(?)を送っていた可能性も……。とか考えてしまったひとときでした。東京は恐ろしい町ですね(笑)

 そんなことを考えながらふと視線を新しくできた列に向けると……『ぽ、
ポケモンマスターがいるッ!?』。こないだ見たばかりの映画『ポケットモンスター ルギア爆誕』に出てきた伝説のポケモン、『ルギア』を手なづけてつれてきている、オシャレなヘアーのポケモンマスターが列に並んでいたのです……。ってルギア連れてきちゃったら自然界のバランスが△○×(映画ネタばれのため自主規制)。

  
1日目の並び列                  これがポケモンマスターだ!

 そういう楽しげな人なんかを眺めつつ、Zorker氏のバイク事故の話(詳しくはZorkerHP日記参照)などを聞きつつ、1時間半くらい経った頃、ようやく列が動きはじめました。途中通りかかった駐車場に、『コミックとらの穴(秋葉などにあるマニアックなマンガ専門店)』とかいうのぼりを5,6本立てた車がいました。あそこはやはりとらの穴の本陣で、あそこに大将がいて『大手 「東あ1」(場内の場所を示す記号)の本を10冊買いつけて参れ!』『御意!!』とかやってたのか?とかバカな話をしているうちに、戦場に到着しました。結局入場したのは、11時半くらいだったかな?

 さて場内に入ってからは、みんなそれぞれ買う物が違ったりするので、集合時間と場所を決めて散会することにしました。今回はグランドクロスの影響(そればっかだな)か、なんか買う気まんまんな僕は、バリバリ買いまくってしまいました!!

 時間になり集合場所に行き、二人に合流。Zorker氏は友人に頼まれたときメモかなんかの同人誌をGetするために大手の行列に並び、40分かかったそうです……。んーさすがに大手だなぁ、とかいいつつ疲れたので少し休むという二人を尻目に、すぐそばにあったToHeart系の大手サークルの列に並んだりなんかしたりして(笑)おまけに恥ずかしくて外じゃ絶対使えそうも無いマルチの絵が描いてあるうちわまでもらってしまいました!ヤッター!(?)


ここがコミックライブの時に空港のようだった通路だ!


 次にもう片方の東館にGo!こちらは『スクウェア』とか『RPG』とかで、特に買う物もないカンジだったのでテキトーに流すことにする。あーでもブラックの友人のそのまた妹が、『幻想水滸伝II』本を出すというので、それだけチェックしに行ってみる。サークル名などを事前に聞くことが出来なかったので、本人が売っていたら買ってあげようかなレベルだったのですが、幻想のサークルは100以上ある上に妹氏の顔もおぼろげにしか覚えていない、ということで発見できませんでした。


会場内はえらい混雑だ!

 しっかし『幻想水滸伝』って女の子に大人気みたいですねぇ。サークルの9割くらいが女性だったし、コスプレ(黄色ターバンみたいのに、赤い服のやつが多かった)してるのも女性が多かったようです。その後の分析(?)により、少年&多人数もの&同人っぽいキャラデザでゲームを出せば、マニアな女性受けはいいのかも、という結論に達しました(笑)

 西館(アイドル・邦楽)には用はないので素通りして、最後に企業ブースをひやかしに行くことにしました。企業ブースとは文字通り、一般の企業が出店しているブース郡のことです。コミケに来る客の中には、企業ブースで売られる限定グッズなどを目当てに来場する人もいるそうです。リーフの特製紙袋なんかは、風物詩として定着しつつありますね。ま、リーフブースの列に並ぶと1日終わるっていう話ですが……。

 で、企業ブースに到着するとなにやら聞き覚えのある歌が……。さらに熱狂した濃いファンが、歌に合わせて声を出したり跳ねているのも見えます……。少し考えてキャッシュヒットしました。これは声優の飯塚雅弓の歌かぁ!となるとさっきの濃いファンは飯塚ファンで、どこかのブースで飯塚雅弓Liveをやっているのだな。という結論に達しました。小野田洋仁郎内では、僕は飯塚ファンだということになってますが、さすがに濃いファンの姿を見せつけられると近づくことはできなかったヨ。

 企業ブースでは冬コミの参加申込書と、ドリキャスマガジンの限定本をGetして会場を去ることにしました。1日目しゅーりょー。

 <今日の戦利品>

・ゲーム資料系本数冊
・クソゲー本数冊
・ゲーム系本数冊
・ラーメンマン本
・デジモン本

 合計:20冊

※クソゲー本を買ったらなんかしらんけど、紙袋をおまけに付けてくれました。家に帰って開けてみたらあの悪名高い『エアーズアドベンチャー』が入ってたヨ!ありがとう、(無)毒電波新聞社さん!!大切にします(笑)

 コミケ終了後に、レッド・ブラックと合流してカラオケで歌いまくる!帰りにシャワーのような大雨にみまわれる……。明日大丈夫なのか?という不安を感じつつ、2日目につづく。

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