というわけで、うちの奥さんと小野田赤と共に「脱北者定住法に抗議するデモ」に参加してきました。当日は曇り模様で、たまに雨がパラつくな程度の天候でした。集合場所である公園に行ってみると、遠巻きにですが多分100人程度の人が集まっていました。年代は見たところ20代、30代の方が多く、いつか見たデモ行進に参加している方々よりは大分年齢層が若い人が集まったなという印象を持ちました。しばらくたたずんでいると、代表者の方の演説と説明が始まりました。
皆さん自分の意見を多人数の前でしっかり言える人たちで、聞いていて賛同できることも多々ありました。今回のデモの主催者の「ゆき」さんも見た目普通の若い女性だったので、デモなんて普通じゃあんまりやろうって思えないことをよくやろうと思ったな、と感心しました。政治に憤りを感じても、なにかやろう!って行動を起こせる人ってなかなかいないと思いますからね。
その後、杉並区議会議員の方の応援があり、荒川区議会議員の応援FAXが読まれた後、いよいよ3人一列になり隊列を組みました。隊列を組んだ後、なんかこういうの玄人みたいなおじさん(名前失念しました
)が演説を始めました。その中で『1000人の組織票よりも、今回集まった100人のほうがよっぽど価値がある』ようなことを言っていたのにはうなずかされました。インターネットでデモの告知をしただけで、何の強制も何の義務の無い人々が100人”も”集まった、これってけっこうすごいことだと思います。
そしてシュプレヒコールの練習(××はんたーい!というやつ)!これけっこう恥ずかしかったですが、やっているうちに多少慣れてきました
隊列を組んだまま公園を後にし、警察車両の先導の元渋谷の町に繰り出しました。先頭にいるゆきさんが音頭をとってシュプレヒコールをしながら進むのですが、若い女性で声がかわいらしい方だったので迫力はありませんでしたが、そのほうがかえって渋谷に来るような若人にはアピールするんじゃないか?と逆に思いました。隊列の横では別働隊がチラシを配っていましたが、うけとってくれる人はそんなにはいなかったのかなぁ?まぁ自分の場合を考えても今まではうけとらなかったでしょうけど……。
隊列はどんどん進み、NHK前を経由していよいよ渋谷駅前の交差点まで到達しました。交差点での注目度はカナリ高かったと思いますが、あの中で一人でも二人でも、今回の問題に興味をもってくれる人が出てくれば、今回のデモは成功だったといえると思います。まずは知ってもらわないとどうしようもないですからね。30分ほどでデモはスタート地点の公園に戻ってきました。そこで解散しました。
今回のデモを主催したスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。僕らは少しでも力に慣れたらと一緒に歩いただけですが、多少でもなにかの役に立っていれば幸いです。今回のデモはやったことだけみればたいしたことないかもしれませんが、これからが本番だと思います。デモをやったという事実を元にネットやTV・雑誌での展開をしていってくれることに期待しますし、できることは協力していきたいと思います。
デモに参加するなんてどうかしてるんじゃないの?なんて見方をされる方もいるかと思いますが、僕は別に右翼になったわけでもなんでもありません。いままでTVや新聞でしかニュースを知る術がなかった時代には巧妙に隠されてきた事実があるんだということを知り、大事な国の法案を決める際の政治家の汚いやり方を知り、これはさすがに黙ってちゃいけないんじゃないの?と思っただけです。ゲームやアニメはいままでどおり楽しんで行きますし、それプラス政治の問題にも目を光らせていたい、ただそれだけです。