数日前にブラックが僕にシューティングの話を振ったようなので、
返礼として僕のシューティング市場に対する考察を書いてみよう。こうしたらいいのでは?とかいう意見はまた後日に。
僕の学生時代はちょうどシューティング黄金時代であった。「
グラディウスⅡ」、
「
ダライアス」、「
R-TYPE」などの名作シューティングが2年くらいの間に、
たてつづけにリリースされた。それらのマシンは大人気で、予約クレジット(次にやるよ、という
意味でお金を入れておく)をして、後ろで人のプレイを見ながら待つ人が絶えなかった。
しかし、今はどうだろうか?シューティングゲームはあるにはあるが、昔のような人気はもう無いようだ。
「難しいからシューティングはやらない」
という声も多いが、なかにはそこそこ遊ばせてくれるゲームもある。でも見た目が変わらない
ので、「またいつもの難しいシューティングか」と思われて、見向きもされないのにちがいない。
ブラックも模索しているようだが、シューティングのアイディアが飽和状態で、真新しいものが出てこない
のも原因の一端と言えると思う。
それとゲーセン側にとっても、シューティングは
あまりおいしくないのはわかる。全7面のシューティングだとすると、うまい人が1コインクリアしたら30分くらいはかかる。人気格闘ゲームの対戦台なら2000円くらいは稼げそうな時間である。
難易度の問題にしても、たしかに難しいゲームが多い。どう考えてもよけられない弾を出してくる
ボスが続出するゲームとか、画面一杯に敵の弾が広がるゲームなどはよく見る。直感ではまずよけることは不可能で、パターンを覚えたり、玉置浩二(安全地帯)を見つけてよけるしかない。ちょっとやってみようか、ではいつも同じ所で死ぬのがオチなのだ。でもストⅡが発売される少しまえくらいのゲームは、「100円で1分半以上遊ばせるな!!」というルール(?)があったようで、今のゲームより露骨に殺しにかかっていたような気がする。それを考えれば、今のゲームは3面くらいまでは遊ばせてくれるからマシっていう気もするが……。
僕は最近でもゲーセンに行けば、新しいシューティングを一回はやってみている。初めてやったゲームでも粋なプレイ(?)をすると、わりとギャラリーが付くものだ。僕がゲーセンに毎日通って、せっせとシューティングをやって1コインクリアを達成した頃には、エンディング途中で席を立って去るのがすげぇカッコよかった(と自分では思っている)。
シューターっていうのはそういうものなのかもしれない。ギャラリーを意識して、Coolなプレイを披露しつつ、1コインクリアする、エンターティナーなのだ!!(ホントか?)格闘ゲームでも魅せるプレイは可能なので、潜在的シューターが、格闘ゲーにながれていってしまっているってことかもしれない。それでシューターの担い手がいなくて、盛り上がらないというわけだ。そうだ、きっとそうだ!!(無し)
なんだか好き勝手書いてきたが、これは僕個人の考えなので勘違いしてるところもあると思う。とりあえず、「原点に帰ってシューティングを盛り上げます!!」とか言っている「グラディウスⅣ」に期待が高まるところであるな。「沙羅曼蛇Ⅱ」みたいなのだったら、ダメダメだが……。